夢見る空芯菜

映画おメモ

ハウス・オブ・カード 野望の階段

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2014 製作総指揮:デヴィッド・フィンチャー

大統領戦に協力する代わりに国務長官を約束されてたのに、裏切られたアンダーウッドはさらに野心が燃え上がり、全員潰してのし上がってやろうと頭を使って奮闘する話。

ゴーン・ガールのパンフレットを読んでいてデヴィッド・フィンチャーが連ドラをやっている事を知り、急いで観はじめました。なんとルーニー・マーラのお姉ちゃんのケイト・マーラが出ているのも楽しみでした。あとあの人ね、アンダーウッドの奥さん。ミレニアムの編集長。まずね、始まって10分経たないうちに「ファック」聞こえてニヤリとしました。とにかくアンダーウッドの頭がいい。でもたまにいる。こういう頭のいい人。野心のために悪魔に魂をも売る様な人。私はちゃんと使えば武器になると思っているのでとても尊敬します。アンダーウッドは神様にじゃなくて自分に祈っていたものね。目標達成の為には綺麗事なんて甘いこと言ってられない。もちろん綺麗事ばかり言って生きていたい思いもあるけれど。こういう時思い出すのは綾小路翔くん。本当に尊敬しています。話は戻り、このお話はアンダーウッドが後ろで駒を動かしていくお話なのですが、上手く行ったり行かなかったり。もし2時間映画だったらすごくキレ者の彼で、疾走感のある映画を見せてくれたのかな、と思ったりしてました。あと気になったのがケイトマーラ演じるゾーイ。最初は芯が強くてがつがつしていていいなぁと思っていましたが、途中で鞍替えしたのですかね?彼女の考えていることが全く理解できなかった。たぶんアンダーウッドのやっていることが怖くなったとか、不正に利用されたとかなんだかんだ発狂しちゃったのかな。初めからネタのためにいくらでも寝る女っていうふらふらっとした立ち回りならわかるのだけどそうではなかった筈。そして真実をあばきたい!みたいな記者魂みたいなものだけも無かったはず。と思うとアンダーウッドのことをなぜ最後まで信じないのかと思ってしまった。一緒に地獄へ落ちる所まで行かなくても良いけど、大々的に調べだすとか理解できないなぁ。信頼関係くらいしか築けない関係なのに。アンダーウッドは誰のことも信頼して無いだろうけど、従順な人を悪いようにはしないものね。そしてゾーイはもともと態度も大きいしそれが作戦でもないだろうに。何にも持ってないだたの時の人なのに自分が偉いと思い込む。彼女の一番大事な芯の部分ってどこだったんだろうか。なんだろうね、わたしとてもおじさんの味方をしたくなったよ。アンダーウッドって魅力的なんだよ。でもさすがに殺人までするとは。でもすごい政治の世界っぽい!誰かが死ぬと大体のことが解決しちゃったりする感じ。アメリカのドラマっぽい!アンダーウッドと奥さんがいつも2人で1本のタバコを順番に吸うっていうシーンがでてきて、なんだろう。。。と思っていたのだけどあれ、なんか意味があるんだねきっと。なんかたくさんの動きに設定がある気がする。机をコンコンって叩く仕草しかり。

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こういう構図がとてもすき!